社員ブログ
道具を使う。手でつくる。
経営サポート部の髙林と申します。
かねてから行きたかった、新神戸駅横の竹中大工道具館。
神戸のお墓まいりを兼ねて行って来ました。
古寺展示館等で展示している名刀の刃先の緊張感と神々しさに、負けず劣らずの存在感が、
巾わずか1寸5分程、それも無機的な直線のノミの刃先に宿っている事に感銘を覚えました。
閉館間際で解説も読む時間の無い駆け足での見学の中で、、単なるその存在感だけで、
数分間刃先から目が離せませんでした。
翌日、大好きな名工西岡常一の起源に触れる為、常々行くようにしていた斑鳩の法隆寺に、
一枚板から削り出した扉を再度見たくなり急遽予定を変更し行ってきました。
神戸で感動したノミと重ね合わせる事で、創建当時の職人の手の動きに思いを馳せることが出来ました。
独りよがりですが、施工時の刃の動き、力加減等がよりリアルにイメージ出来きた様な気がします。
どんな素晴らしい物も、同じ人間の手で作られた事実がより身近な世界として感じられ、
幾度も見たことの有る物からの再発見です。
改めて人が作り出す価値の素晴らしさを実感し、心の瞳孔が全開になる感動を得ました。
感動の押し売りになりますが、興味のある方は竹中大工道具館お勧めです。
些細な事や物にも、研ぎ澄ます事により昇華していけることを、改めて実感しました。
少しでも近づきたい。
それを日々にいかに取り込んでいくかが大きな課題ですが。。。
今後もお付き合いの程宜しくお願い致します。