社員ブログ
職場のモラル
いつもABC店舗スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
ここにきて急に暖かい日が増え、過ごしやすくなってきた半面、花粉症の症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。もうすぐに3月、春は目の前です。
最近大手チェーン店の従業員による不適切動画の投稿が、再び注目されてきています。
一時同様の報道が相次ぎ、企業側の対応のよって一旦落ち着いたかに思えたこの騒動、結局当事者の処分で一旦収まっただけで、根本は何も変わっていなかったということでしょうか。個々のモラルの問題というだけでは再発を防げないレベルにまで、日本人の精神は荒廃してしまったのかもしれません。
これらの背景にはYou TubeやInstagramといった動画投稿サイトの普及があります。
目立った動画を投稿し、多くの「いいね」を獲得することで満足感を得る、そのためには少々非常識なものでないと・・・、この発想が蔓延しつつある状況からして、日本は近い将来「法治国家」「治安のよい国」と言えなくなるのではないかと、うすら寒い思いがいたします。
昔、子供たちのあこがれの職業と言えば、女の子は「お花屋さん」や「ケーキ屋さん」、「看護婦さん」等、男の子は「電車の運転手」や「お巡りさん」、「プロ野球選手」等が上位を占めていたものですが、今ではその上位陣に「YouTuber」が入ってきているのです。
「YouTube」には「YouTube」のルールがあり、それをきちんと守っているからこそ沢山のスポンサーがつく「YouTuber」が職業として成りたつのであって、「いいね」欲しさだけでルールを無視する輩が場を荒らしている現状を本物の「YouTuber」たちはどう見ているのでしょうか。
日本の近代ホラー映画の代表作である「リング」がリメイクされます。
原作は、呪われたビデオテープの画像を見た人が次々に死んでいく、というものでしたが、今回はSNS普及という時代背景を踏まえ、呪われたシーンが映り込んでしまった画像を投稿してしまうと死ぬ、という様に、現代向けにアレンジされている様です。
いずれにしろ、ホラー好きの方には必見の映画になる事でしょう。
弊社の物件情報も、メール配信のみならず、「LINE」や「Facebook」も活用しておりますが、コンプライアンスには十分に配慮し、周囲にご迷惑をお掛けしない様細心の注意を払っております。何かお気づきの点がございましたら、ご指摘いただけると幸いです。
企業の運営にも様々なルールや規定があり、それに沿って進められています。
例えば、何かの業務を委託するようなお取引業者様との、新規取引の開始に当たっては、
① 見積書を基に取引の開始(支払の発生)を稟議申請し承認を取る。
② 取引業者様が問題のある企業でないかどうかのチェックをする。
③ ①②が整った段階で発注をかける。
④ 業務が終了したら請求書をもらい、経理に支払いを依頼する。
というようなルールがあります。
少しでも業務を急ぎたいあまり、①②の前に③を済ませてしまい、請求書がきても稟議が承認されていない、というケースは起こりうるものだと思います。
社内の実務とSNSの不適切動画では、あまりに違う話の様にも感じてしまいますが、「職場のモラル」という点では、同様のものと言えるのではないでしょうか。
モラルの低下があらゆるトラブルの根底にある様に、従業員一人一人が、己を律して仕事に取り組んでいきたいものです。
総務部部長 松本治