社員ブログ

コンピュータ社会の未来

 
こんにちは、今回のブログは宮本が担当させていただきます。
 

私は、年齢も高いので、その特権を利用して時々安い料金で映画を観に行きます。そうして観た映画の中で、「マイノリティリポート」という映画があります。

 

 

この映画はコンピュータが犯罪を事前に予測して未来の犯罪者が犯罪を犯す前に逮捕するといったような内容だったと記憶しています。

 

これを観た当時は、ただのSF映画くらいに思っていました。

しかし先日ニュースで、コンピュータがある地域における過去の犯罪のビッグデータを分析して、いつどの場所でどのような犯罪が起こりやすいかを予測し、該当場所を該当時間帯にパトロールすることにより犯罪件数が減少しているという報道をしていました。

 

このようにコンピュータがどんどん進化すると、ついには赤ちゃんが生まれても、その両親や環境などの詳細なデータ、今後の世の中の進歩の見通しなど全てを組み合わせると、その赤ちゃんの死ぬまでの人生が全て予測されるようになるのではないか。

などと考えてしまいます。

 

これは、冗談としても、最近よく話題になるのが、コンピュータ技術のAIにより、我々が日々行っている仕事の大半は、コンピュータにとって代わられるということが現実化しつつあります。

 

 

 

つい最近も、囲碁や将棋の世界でもコンピュータのAI技術により、その分野の名人が負けたということが話題になっていました。

 

このことについて、将棋の名人である羽生善治氏が興味深いことを言っていました。

「将棋の存在価値というのが何なのかを問われている。AIは強くなっている、でも完璧な存在ではなく、ミスもする。もちろん人間もミスをする。考えている内容とか中身は全く違うので、それらを照らし合わせて分析して前に進んでいくのが一番理想ではないか」といった趣旨でした。

 

我々もコンピュータが出したデータ、答えが正しいかを検証できる能力を身に付ける努力が必要で、そのデータ・答えを利用して更にそこから考えるといった、

コンピュータとの共存・高度な利用ができる能力が求められる時代になってきたのではないかと思っています。

 

 

 

ところで、冒頭に紹介しました「マイノリティリポート」の結末ですが、ご想像のとおり、最後はそのような犯罪予知システムは廃止されますが、廃止に導いた主人公の言葉が印象に残っています。

 

「自分の意思の力で、未来は変えられる」

 

 

 

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